ボルダーカウンティでオーロラが見えた夜(2025年11月11日)

Harper Lake から見るオーロラ 自然写真
Harper Lake から見るオーロラ

2025年11月11日、日の入り後のボルダーカウンティでオーロラ(Aurora Borealis)が観測されました。

磁気嵐について

この日の磁気嵐の強度は、NOAAのGスケールで G4(最大はG5)。
Kp Indexは全球平均で8.7(最大値はKp=9)と、ほぼ極限に近い非常に稀なレベルでした。

自宅前にて

現象の終わりに近い時間帯でしたが、自宅前からも白い薄雲のようなオーロラを確認できました。
iPhone 13 mini で撮影すると、下層が緑、上層が赤紫色として写ります。

Aurora, ルイスビル, コロラド
Aurora, ルイスビル, コロラド

オーロラ撮影の準備

「オーロラを見るなら暗い場所へ」が鉄則(全ての天体観測に共通)。

家族で明かりの少ないトレイルヘッドへ向かい、いつかアラスカやカナダへ行くときのためにと準備していた Laowa 6mm(35mm換算12mm相当の超広角)、カメラ、小型三脚を持参しました。

Davidson Mesa (ルイスビル)

Harper Lake の駐車場に車を停め、湖畔から撮影。

Aurora, ルイスビル, コロラド
Aurora, ルイスビル, コロラド

Aurora(Louisville, Colorado)
撮影:2025年11月11日 20時過ぎ
Lumix G100D + 8–18mm(16–36mm相当)広角ズーム

上空の赤色・下層の緑色は、高高度と低高度の酸素原子によるエネルギー遷移発光
赤紫・青色が見える場合は、さらに低高度における 窒素分子の発光が要因とされています。

Aquarius Trailhead(ルイスビル)

オーロラ
Louisville オーロラ

続いて、同じくLouisville市内の Aquarius Trailhead で撮影。(iPhone 13 mini)

ミラーレスで撮影したものは、残念ながら良いカットが得られませんでした。

オーロラ撮影の感想

ミラーレスカメラと iPhone 13 mini の両方で撮影しましたが、結果的に iPhoneが最も鮮明に撮影できました

長時間露光で設定したミラーレスより、スマホの方がデータ処理によって綺麗に仕上がります。

思えば皆既日食のときも、ミラーレスで動画を撮影したものの、一番良かったのは iPhoneの映像でした。

カメラ本体にも、スマホ並みの高度な処理機能が搭載されてほしいところです。

終わりに

コロラドでオーロラを見られる機会は、一生に一度あるかどうか。

周囲の人たちも口々に「初めて見た」と話していました。

いつかカナダの WhitehorseYellowknife、アメリカなら アラスカ州 Fairbanks へ見に行きたい──と思いつつも、冬の氷点下20~30℃は厳しいもの。

今回の体験で「行かなくても良いかも」と思えるほど貴重な一夜でした。

関連リンク

Aurora Dashboard, Space Weather Prediction Center, NOAA

https://www.swpc.noaa.gov/communities/aurora-dashboard-experimental

Aurora – 30 Minute Forecast, Space Weather Prediction Center, NOAA

https://www.swpc.noaa.gov/products/aurora-30-minute-forecast

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