はじめに
天の川の撮影では、「適切な露出設定」が最も重要なポイントになります。
特にマイクロフォーサーズでは、ISO・露光時間・ノイズのバランスが結果を大きく左右します。
本記事では、実際に複数の露出条件で撮影を行い、最適な設定を検証しました。
同じ機材・条件で比較しているため、実用的な指標として参考になると思います。
撮影条件
今回の撮影条件は以下の通りです。
- カメラ:Panasonic GM5
- レンズ:Laowa 7.5mm F2(MFT)
- F値:F2(固定)
- フォーカス:マニュアル(無限遠)
- 撮影場所:マウイ島の砂浜(光害の少ない環境)
※広角・大口径レンズ+暗い環境という、天の川撮影として理想的な条件です。
露出比較(ISO別)
同一条件(F2・15秒)でISOのみ変更して比較しました。
ISO 400・15秒

- 全体的に暗く、天の川の構造はほぼ見えない
ISO 800・15秒

- 星は見えるが、天の川の帯はまだ弱い
ISO 1600・15秒

- 天の川の構造がはっきり確認できる
- ノイズもまだ許容範囲
ISO 3200・15秒

ただしノイズが目立ち始める
明るさは十分
最適露出の決定
上記の比較結果から、
→ ISO 1600 が画質と明るさのバランスが最良
と判断しました。
さらに露光時間を延ばして検証した結果、
→ ISO 1600・25秒
を最終的な最適設定としました。

なぜこの設定が良いのか
① ISOの考え方
- 低すぎる → 暗くて天の川が出ない
- 高すぎる → ノイズ増加
→ MFTでは ISO1600 前後が実用域
② シャッタースピード
- 長くするほど光を多く取り込める
- ただし長すぎると「星が流れる」
7.5mm(超広角)では
→ 20〜25秒程度が現実的な上限
③ F値(開放固定)
- F2 は光量確保に有利
- 星撮影では基本「開放使用」
まとめ(実用設定)
今回の実測から、以下が実用的な基準になります。
- ISO:1600
- シャッター:20〜25秒
- F値:F2(開放)
→ 「ISO1600・20〜25秒」がMFTの基本形
補足:この結果の汎用性
この結果は以下の条件で特に有効です:
- マイクロフォーサーズ機
- F2クラスの広角レンズ
- 光害の少ない場所
APS-C / フルサイズでは多少異なりますが、
→ 「ISO1600前後」は共通の基準として使えます
まとめ
天の川撮影は「勘」ではなく、
→ 実測で最適値を見つけるのが最短ルート
今回の検証では、
→ ISO1600・25秒(F2)
がバランスの取れた設定でした。
同様の機材を使用している方は、まずこの設定からスタートし、
現場の明るさに応じて微調整すると安定して撮影できます。
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