(図)20分で15.2℃の気温の低下(コロラド州ボルダー)
ボルダーの気温 20分で15.2℃低下(Wind Chill Warining 警報発表時)過去には24時間内で33℃低下も
コロラド州ボルダーの気温変化(2022年12月21日)
今回のアメリカロッキー山脈以西への寒気の流入では,短時間に気温が低下しました.
以下は速報で作成した図で,少なくとも1時間内に15℃低下を示しています.
今回,5分間隔の観測データから再作成した気温の変化図を以下に示します.
1目盛り5分間隔なので,20分で気温が 5.1℃から-10.1℃に低下したこと,つまり,20 分で15.2℃気温が低下したことが示されています.
日本ではありえない短時間での気温の変化ではないかと思いますが..,どうでしょうか.
今回の寒気では少しまとまった雪が降りました.
雪が降る前は乾いていました.
場所は違いますが,雪が降った後の景色です.
-20℃の中の雪かき,寒かったです..
過去の大きな気温変化 (2019年10月19日〜20日)
変化時間は長いのですが,過去にもっと大きく気温が下がった事例があります.
以下は,2019年10月9日12時から翌日10日の12時までの,ボルダーの気温変化図です.
気温が,約16時間で,26.4℃から-5.7℃に変化,よって24時間内(実際は20時間内)で32.1℃も下がっています.
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